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タイリース・ハリバートン:リーグ屈指のパスセンスを誇るネクストポイントゴッド

 

タイリース・ハリバートンは、インディアナ・ペイサーズに所属するポイントガードです。

高い精度の3ポイントシュートと、味方の得点パターンを引き出すパスセンスを武器に、リーグ屈指のプレーメイカーへと成長しました。

2020年にサクラメント・キングスからNBA入りした後、トレードでペイサーズへ移籍し、若きエースとしてチームをカンファレンス優勝まで導きました。

2025年のNBAファイナルではアキレス腱断裂という大きな怪我を負い、現在は復帰への道のりを歩んでいます。

ルーキーイヤー

アイオワ州立大学で2シーズンプレーしたハリバートンは、2020年のNBAドラフトにアーリーエントリーし、同年11月20日のドラフトで1巡目全体12位でサクラメント・キングスから指名されました。

 

 

同月27日にルーキー契約を結び、12月23日のデンバー・ナゲッツ戦でNBAデビューを果たすと、ベンチ出場ながら12得点、2リバウンド、4アシストを記録し、チームは延長の末に勝利しています。

当時のキングスにはポイントガードのデアロン・フォックスがいたため、ハリバートンはルーキーシーズンをウイングとして起用されました。

それでもステップバック系の3ポイントを高確率で決めるなど、確実な仕事ぶりを見せています。

 

 

4月14日のウィザーズ戦ではキャリアハイの6スティールを記録しましたが、5月2日のマーベリックス戦で左膝を負傷し、そのままシーズンを終えました。

最終的に58試合で13.0得点、3.0リバウンド、5.3アシストを残し、新人王投票では3位ながらNBAオールルーキーファーストチームに選出されています。

ペイサーズへ移籍

2年目の2021-22シーズン、ハリバートンはフォックスを主にスコアラーとして活かす役回りに転じ、司令塔としての色を強めていきました。

1月29日の76ers戦ではキャリアハイの38得点、2月5日のサンダー戦ではキャリアハイの17アシストを記録するなど、着実にスタッツを伸ばしています。

そして2022年2月8日、ドマンタス・サボニス、ジェレミー・ラム、ジャスティン・ホリデーとのトレードで、バディ・ヒールド、トリスタン・トンプソンと共にインディアナ・ペイサーズへ移籍しました。

移籍後のデビュー戦となった2月11日のキャバリアーズ戦では23得点を記録。

トレード後の26試合では平均17.5得点、9.6アシストを残し、若手が集うライジング・スターズ・チャレンジにも選出されました。

 

 

この移籍はハリバートンのキャリアにとって大きな転機となり、以降はペイサーズの中心選手として役割を広げていきます。

2022-23シーズン

2022-23シーズン、ハリバートンは56試合で20.7得点、10.4アシストという自己ベストを記録しました。

この平均アシスト数はペイサーズのシーズン記録を更新するものです。

2023年1月上旬に肘と膝を負傷して欠場したものの、2月2日のレイカーズ戦で復帰し、翌日には自身初となるオールスターに控えとして選出されました。

これはペイサーズの選手としては1976-77シーズン以来となるポイントガードのオールスター選出です。

 

 

3月6日の76ers戦では39得点、16アシストを記録し、1試合30得点・15アシスト以上をチーム史上初めて達成しました。

この活躍を受け、2023年7月にはペイサーズと5年最大2億6000万ドルのスーパーマックス契約で延長合意に達し、球団史上2人目のスーパーマックス契約選手となっています。

2023-24シーズン

2023-24シーズンは、ハリバートンの名がリーグ全体に広がったシーズンでした。

11月5日のホーネッツ戦では43得点、12アシストを記録し、球団史上初となる1試合40得点・10アシスト超えを達成。

12月29日のブルズ戦ではキャリアハイの20アシストを記録しました。

シーズンを通じて平均10.9アシストを残してアシスト王に輝き、初のオールスタースターターとNBAオールサードチームにも選ばれています。

 

 

1月には左ハムストリングを負傷して10試合を欠場しましたが、復帰後もチームを牽引しました。

プレーオフではファーストラウンドでバックスを4勝2敗で下し、カンファレンスセミファイナルではニックスとの第1戦でオーバータイムに持ち込むブザービートショットを決めるなど劇的な戦いの末に4勝3敗で突破。

しかしカンファレンスファイナルではセルティックスに0勝4敗で敗れ、4年ぶりのプレーオフ進出はここで終わりました。

同年夏にはパリオリンピックのアメリカ代表に選出され、出場時間は限られたものの金メダル獲得メンバーの一員となっています。

2024-25シーズン

2024-25シーズンは73試合に出場し、18.6得点、9.2アシストを記録して3年連続でNBAオールサードチームに選ばれました。

一方でこのシーズンにはNBA選手90人による投票で「最も過大評価されている選手」の1位に選ばれるなど、逆風も経験しています。

しかしプレーオフに入るとその評価を覆す活躍を見せました。

ファーストラウンドのバックス戦第5戦では決勝レイアップを含む26得点を記録して突破に貢献し、カンファレンスセミファイナルのキャバリアーズ戦第2戦では残り27秒からフリースローとオフェンスリバウンド、ステップバック3ポイントを立て続けに決めて大逆転勝利をもたらしました。

 

 

カンファレンスファイナルのニックス戦では第1戦にブザービートショットでオーバータイムに持ち込み、第4戦では32得点、12リバウンド、15アシスト、4スティール、ターンオーバー0のトリプルダブルを記録。

この30得点・10リバウンド・15アシストという記録はNBAプレーオフ史上3人目、ターンオーバー0での達成は史上初めてのことでした。

こうしてペイサーズは球団として25年ぶりとなるNBAファイナル進出を果たします。

ファイナルの相手はレギュラーシーズン最多勝率のオクラホマシティ・サンダーで、シリーズは第7戦までもつれました。

第6戦で右ふくらはぎを負傷していたハリバートンは、痛みを押して先発出場し、序盤に3本の3ポイントを沈めてチームを鼓舞しましたが、第1クォーター残り5分でプレー中に転倒し、右アキレス腱断裂という大きな怪我を負ってコートを去りました。

ペイサーズはそのままサンダーに敗れ、悲願の初優勝はなりませんでした。

2025-26シーズン

ハリバートンは負傷翌日にニューヨークで手術を受け、2025-26シーズンの大部分を欠場することが見込まれると報じられました。

実際にこのシーズンはコートに立つことなく終え、ペイサーズも19勝63敗という厳しい成績に終わっています。

2026年1月に伝えられた情報では、オフシーズンはほぼ通常通りに過ごせる見通しで、次のトレーニングキャンプ開始までには制限なくプレーできる可能性が高いとされています。

プレイスタイル

ポジションはポイントガードで、ピック&ロールからの判断力に定評があります。

味方のリムランやシュートのタイミングを見極める視野に優れ、ターンオーバーが比較的少ない効率的なオフェンスを組み立てられる点が持ち味です。

得点面では独特なフォームながら高精度な3ポイントシュートを持ち、プルアップやステップバックからも得点できます。

 

https://www.youtube.com/watch?v=ShF9vIFU4Uw

 

トランジション時のスピードと判断力も高く、速攻の起点としても機能します。

ディフェンスではサイズとウィングスパンを生かしたパッシングレーンの読みやヘルプに優れる一方、1対1の対人守備には課題を残しています。

キャリアを通じて、得点力重視のウイング的な役割から、チームを操るメインハンドラーへと立ち位置を変えてきました。

キャリアスタッツ

レギュラーシーズン

シーズン年齢チーム出場試合出場時間得点リバウンドアシストFG%3PT%FT%スティールブロックTO
20-2120SAC5830.113.03.05.347.240.985.71.30.51.6
21-2221SAC
IND
7735.015.34.08.247.341.484.21.70.62.6
22-2322IND5633.620.73.710.449.040.087.11.60.42.5
23-2423IND6932.220.13.910.947.736.485.51.20.72.3
24-2524IND7333.618.63.59.247.338.885.11.40.71.6
25-2625IND0

 

 

プレイオフ

シーズン年齢チーム出場試合出場時間得点リバウンドアシストFG%3PT%FT%スティールブロックTO
23-2423IND1534.718.74.88.248.837.983.51.30.72.1
24-2524IND2333.617.35.38.646.434.282.41.30.72.3

出典:BASKETBALL REFERENCE

 

 

プロフィール

生年月日2000年2月29日 26歳
身長196cm
体重84kg
国籍アメリカ合衆国

 

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