ケイド・カニングハムはデトロイト・ピストンズに所属するポイントガードです。
2021年のNBAドラフトで全体1位指名を受けてNBA入りし、序盤はチームの再建期と自身の怪我が重なる苦しい時期を過ごしました。
5年目の2025-26シーズンにはチームをイースタン・カンファレンス首位へ導き、自身も初のオールNBAファーストチーム入りを果たすなど、リーグを代表するガードの一人に成長しています。
ドラフト1位からNBA入り
テキサス州アーリントン出身。幼少期はアメリカンフットボールでクォーターバックを務めていましたが、兄の影響でバスケットボールを始めました。
地元のブーイ高校からモントバード・アカデミーに転校し、全米屈指の評価を受けてオクラホマ州立大学へ進学。
1年目から平均20.1得点を記録してビッグ12カンファレンスの年間最優秀選手賞を受賞し、2021年のドラフトにアーリーエントリーしました。
ドラフトではピストンズから前評判通り全体1位指名を受け、チャック・デイリーの遺族の許可を得て背番号2を着けることになりました。
ルーキーシーズンは足首の怪我で開幕5試合を欠場し、デビュー戦はわずか2得点でしたが、11月21日のレイカーズ戦では球団史上最年少でトリプルダブルを達成しています。
64試合に出場して平均17.4得点、5.5リバウンド、5.6アシストを記録しましたが、新人王争いでは2位に終わりました。
2022-23,23-24シーズン
2022-23シーズンは開幕から得点力を発揮していましたが、11月のセルティックス戦後に左脛の疲労骨折が判明し、手術を受けてシーズンを打ち切りました。
出場は12試合にとどまったものの、平均19.9得点はキャリアを通じても高い水準でした。
続く2023-24シーズンは62試合に出場して平均22.7得点、7.5アシストを記録。
一方でチームは12月にNBAワースト記録となる28連敗を喫し、その渦中の12月18日にはホークス戦でキャリアハイの43得点を挙げています。
連敗はトロント戦での30得点12アシストの活躍でようやく止まりました。
2024-25シーズン
2024年7月、ピストンズと5年総額2億2400万ドルのマックス契約を締結しました。
開幕後は複数回のトリプルダブルを記録して球団記録を更新し、12月16日のヒート戦ではキャリアハイとなる18アシストを含む20得点、11リバウンドをマーク。
2025年1月30日には自身初となるオールスターに選出されました。
70試合に出場して平均26.1得点、6.1リバウンド、9.1アシストを記録し、チームは44勝38敗でイースタン・カンファレンス6位となり、2019年以来のプレーオフ進出を果たしました。
ファーストラウンドのニックス戦では第2戦で2008年以来となる球団のプレーオフ勝利をもたらしましたが、シリーズは第7戦の末に敗退。
シーズン終了後にはオールNBAサードチームに選出されています。
2025-26シーズン
2025-26シーズンは開幕から好調を維持し、11月10日のウィザーズ戦ではキャリアハイの46得点に12リバウンド、11アシスト、5スティールを記録。
45得点・10リバウンド・10アシスト・5スティール以上を1試合で達成したNBA史上初の選手となりました。
この活躍で10月から11月にかけて自身初のイースタン・カンファレンス月間最優秀選手にも選ばれています。
11月にはナイキと新たに6年の契約を結び、自身のシグネチャーシューズを展開することも決まりました。
2月にはMLBテキサス・レンジャーズの株式を取得し、少数株主となっています。
チームを率いて平均24.5得点、9.9アシスト、5.6リバウンドを記録し、イースト首位を走っていましたが、3月18日のウィザーズ戦で負傷し、その後左肺の気胸と判明して長期離脱を余儀なくされました。
出場試合数が制限されるアクシデントに見舞われながらも、自身初となるオールNBAファーストチームに名を連ねました。
チームはレギュラーシーズンを60勝22敗で終え、約20年ぶりとなるセントラル・ディビジョン優勝とイースタン・カンファレンス首位を達成しました。
プレーオフではファーストラウンドのマジック戦は1勝3敗と追い込まれましたが、そこから3連勝して逆転。
第7戦は32得点12アシストの活躍で116-94の快勝を収めました。
続くカンファレンスセミファイナルのキャバリアーズ戦は接戦が続き、第6戦では39得点をマークするなどシリーズを盛り上げましたが、ホームで迎えた第7戦は94-125で完敗し、シリーズ3勝4敗でプレーオフを去りました。
それでもチームにとっては2008年以来となるプレーオフシリーズ突破を果たしたシーズンとなりました。
プレイスタイル
198センチ、99キロの体格を生かし、得点力とプレーメークを併せ持つポイントガードです。
ミドルレンジのプルアップジャンパーとドライブからのファウル奪取を得意とし、キャリアを重ねるごとにアシスト数を伸ばして、得点型からプレーメーカー型へと役割を広げてきました。
3ポイントはルーキー時代の31%台から徐々に安定し、2025-26シーズンのプレーオフでは40%台まで向上しています。
一方でボールを持つ時間が長いためターンオーバーはやや多く、シュート効率にはまだ波があります。
守備面でもスティールやブロックの数値を年々伸ばしており、総合力で成長を続けている選手です。
キャリアスタッツ
レギュラーシーズン
| シーズン | 年齢 | チーム | 出場 | 時間 | 得点 | リバウンド | アシスト | FG% | 3PT% | FT% | スティール | ブロック | TO |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 21-22 | 20 | DET | 64 | 32.6 | 17.4 | 5.5 | 5.6 | 41.6 | 31.4 | 84.5 | 1.2 | 0.7 | 3.7 |
| 22-23 | 21 | DET | 12 | 33.3 | 19.9 | 6.2 | 6.0 | 41.5 | 27.9 | 83.7 | 0.8 | 0.6 | 3.3 |
| 23-24 | 22 | DET | 62 | 33.5 | 22.7 | 4.3 | 7.5 | 44.9 | 35.5 | 86.9 | 0.9 | 0.4 | 3.4 |
| 24-25 | 23 | DET | 70 | 35.0 | 26.1 | 6.1 | 9.1 | 46.9 | 35.6 | 84.6 | 1.0 | 0.8 | 4.4 |
| 25-26 | 24 | DET | 64 | 33.9 | 23.9 | 5.5 | 9.9 | 46.1 | 34.2 | 81.2 | 1.4 | 0.8 | 3.7 |
プレイオフ
| シーズン | 年齢 | チーム | 出場 | 時間 | 得点 | リバウンド | アシスト | FG% | 3PT% | FT% | スティール | ブロック | TO |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 24-25 | 23 | DET | 6 | 41.3 | 25.0 | 8.3 | 8.7 | 42.6 | 17.9 | 83.3 | 1.8 | 1.3 | 5.3 |
| 25-26 | 24 | DET | 14 | 40.9 | 28.1 | 5.1 | 7.5 | 43.2 | 40.2 | 86.1 | 1.1 | 0.6 | 5.6 |
プロフィール
| 生年月日 | 2021年9月25日 24歳 |
| 身長 | 198cm |
| 体重 | 99kg |
| 国籍 | アメリカ合衆国 |






















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