NBAは10月16日(金)、提携するスポーツブックに宛てたメモで、今季の一部の賭けの禁止を通達しました。
対象には、最近の賭博事件で使われた選手のプロップ・パーレイが含まれます。
最初に報じたのはESPNで、複数のメディアがその内容を伝えています。
中心となるのは、同じ選手のアンダーを組み合わせたパーレイの禁止です。
同じ選手の成績のアンダーをパーレイに含めることはできなくなります。
NBAはこうした賭けを、「低確率で高配当」の賭けと呼んでいます。
選手本人が結果を左右できる種類の賭けであり、不正の入り口になりやすいという認識です。
※アンダーとは推定される成績を下回ることで、バーレイはそれらを組み合わせてさらに高配当を狙うための賭けの種類です。
禁止の対象はパーレイだけではありません。
試合開始のティップオフの勝者、選手が特定のシュートを外すこと、出場時間が12分未満と見込まれる選手のアンダーへの賭けも、提供しないよう求められました。
アンダー賭けで配当を大きくした代替ラインも禁止です。
ティップオフ以外にも「最初に決めるシュート」のような賭けが含まれるとする報道もありますが、報道ごとに記述が分かれるため、ここでは触れません。
背景にあるのは、ジョンテイ・ポーターとテリー・ロジアーをめぐる連邦の事件です。
どちらの事件でも、単独選手のアンダーを組み合わせたパーレイが登場しました。
ポーターは2024年にNBAから永久追放されています。
本人は法廷で、アンダー賭けを的中させるため早めに自ら試合から退いたことを認めました。
検察によると、2023-24シーズンのラプターズ戦では、ある賭け手がポーターの6項目のアンダーに8万ドルを賭け、110万ドルの配当を得ています。
ロジアーについては、選手の健康状態や出場可否に関する非公開情報の取引をめぐる事件の被告6人のうちの1人で、電信詐欺共謀とマネーロンダリングの罪で起訴されました。
検察は2023年3月のホーネッツ対ペリカンズ戦をめぐり、似た手口があったと主張しています。
ロジアーは無罪を主張し、不正への関与を否定しています。
NBAが賭けの内容に踏み込んだのは、今回が初めてではありません。
ポーターの事件が発覚した後、リーグはツーウェイ契約の選手に対するアンダー賭けを禁止しました。
規制の根拠は、各社との契約にあります。
リーグとの契約により、スポーツブックが提供できる賭けを制限できます。
通達を受けた側では、シーザーズ・スポーツブックがメモの作成に協力し、問題があるとされた市場をすでに削除したと認めました。
ドラフトキングスの広報も、新しい制限はすでに自社の運用に反映されていると述べています。
リーグが気にしているのは、賭けを締め出しすぎた場合の影響です。
NBAのスコット・カウフマン・ロス上級副社長はESPNに対し、問題のある賭けの種類を取り除きつつ、違法市場に取引が流れないようにする、そのバランスを見極めたと述べました。
リーグは球団向けの別のメモで、今季から始まる不正防止策も伝えています。
元NFL選手で元FBI捜査官のチャールズ・ティルマン氏が賭博規則の研修を担当し、不審な賭けのパターンを探すAIも強化されます。
今回の制限は、提携するスポーツブックが対象です。NBCスポーツによると、リーグは予測市場とは同様の提携関係を持っていません。
日本から海外の賭けサイトを通じてbetすることは法律で禁止されているので、賭けの部分では日本ファンには関係ないことです。
しかし、世界最高のバスケットボールを楽しむ中、そこに八百長のようなものが存在するとなると話は変わってきます。
ロジアーは全否定しているようですが、日本人ファンも多かったスター選手だけに疑惑が出るだけでも残念でなりません。



















コメント