4月27日(現地時間)、NBAは2025-26シーズンの新人王を発表しました。
ダラス・マーベリックスのフォワード、クーパー・フラッグが受賞しています。
19歳。2025年ドラフト全体1位指名のフラッグは、リーグ全体100人の記者・メディア関係者による投票で56票の1位票を獲得し、シャーロット・ホーネッツのコン・クニュッペルを上回りました。
接戦となった投票の結果
今季の新人王争いは近年まれに見る接戦でした。
フラッグとカニップルの得票差はわずか26点で、現行の投票制度が始まった2002-03シーズン以降、史上2番目の僅差です。
シーズン序盤はフラッグが本命視されていましたが、終盤にカニップルが急速に支持を伸ばし、最後まで結果の見えない展開となりました。
それでもフラッグが選ばれた根拠は数字にあります。
レギュラーシーズン70試合で平均21.0得点、6.7リバウンド、4.5アシスト、1.2スティールを記録。
得点、リバウンド、アシスト、スティールの全4部門でチームトップに立ったルーキーは、1985年のマイケル・ジョーダン以来となりました。
個人記録でも複数の塗り替えがありました。10代(ティーンエイジャー)の選手としてNBA史上初めて50得点以上を記録しています。
4試合で40点以上を記録し、10代の選手としての30得点試合数で、カーメロ・アンソニーの記録(10試合)を上回る11試合を記録しました
厳しい環境でのシーズン
マーベリックスにとって今季は落ち着かないシーズンでした。
ルカ・ドンチッチのトレード余波が残る中で開幕し、アンソニー・デイビスは開幕20試合でトレードに出され、カイリー・アービングはシーズンを通じてプレーできませんでした。
3月にはチームが来季のドラフト順位を意識してベテランを休ませる方針に切り替え、フラッグは対戦相手の守備を一身に受ける状況が続きました。
それでも平均21得点を維持したことが、投票者の評価につながりました。
チームメートのP.J.ワシントンは「彼がここまでやるとは誰も思っていなかった。ジェネレーショナル・プレーヤーだ」と話しています。
カニップルの数字
惜しくも2位に終わったカニップルも、数字の上では十分な根拠がありました。
平均18.5得点、5.3リバウンド、3.5アシストを記録し、スリーポイントシュート成功数はルーキー歴代最多となる273本。
成功率43%を保ちながらリーグ全体でもスリーポイント成功数TOPを記録しました。
効率面ではカニップルが上回る部分もありました。
トゥルーシューティング率はカニップルの63.3%に対し、フラッグは54.8%。
この差をどう見るかが、投票者を最後まで悩ませた点でした。
最終的には、チームの苦しい状況の中でより多くの役割を担い続けたフラッグへの評価が上回りました。
受賞の位置づけ
過去の最年少受賞記録である19歳(レブロン・ジェームズ、ルカ・ドンチッチらと並ぶ年齢)での受賞となりました
マーベリックスでの受賞はジェイソン・キッド(1995年)、ルカ・ドンチッチ(2019年)に続く3人目です。
受賞後、フラッグは「信じられない気持ち。本当にすごいことだと思う」と話しました。
19歳のルーキーシーズンとして、これだけの数字を残したことは事実です。
来季以降、チームの陣容が整ったときにどんな数字を出すのか。それが次の注目点になります。




















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