スペインでおこなわれているFIBAバスケットボール・ワールドカップ2014。
アメリカやスペインの活躍に注目が集まる中でアジア勢から大会に出場したイラン、フィリピン、韓国は全チームが予選リーグ敗退と厳しい結果になりました。
5月にサッカーで見たような見出しですが、バスケットに関しては日本は大会にも出場できていませんしそう考えると世界との実力差がどれほどあるのか不安になってしまいます。
結果的にグループAイランが1勝4敗グループ5位、グループBフィリピンが1勝4敗グループ6位、グループD韓国が0勝5敗グループ6位となっています。
良かったのか悪かったのかアメリカと同組みのチームはなかったのでオールNBAプレイヤーのチームとアジアチームのゲームを見ることは出来ませんでした。
3チームの中で最も活躍が目立ったのは最終戦をオーバータイムの末勝利したフィリピンで、それまでの4戦でも初戦のクロアチアでは3点差、3戦目のアルゼンチン戦では4点差、4戦目のプエルトリコ戦でも4点差と予想を大幅に上回る好ゲームを展開していました。
競り負けてると言われればそれまでですが、バスケット経験者なら20点差のゲームと5点以内のゲームの内容差は誰もが知るところです。
アルゼンチンはスパーズのジノビリがいないにしても世界ランク3位の強豪チームですし、クロアチアが16位、プエルトリコが17位とフィリピンよりも明らかに上なので、その健闘も認められフィリピンの世界ランクも一気に日本を超えて34位までランクアップしました。
もちろんランキングが全てではないですが、チーム間の相性も強く関係するバスケットではポイントでつけるランキングが分かりやすいのは事実です。
ただよく分からない部分も多々ありますが・・・日本が35位とか・・・
ワールドカップへの出場をかけた2013アジア選手権で優勝したイランも1勝を挙げ、最終のフランス戦でもスパーズのBディアウも在籍するチームに5点差というゲームを見せています。
フランスの13番がディアウですが、スパーズのときのような雰囲気が出ていません。
それほど周りを活かして活かされるタイプのプレイヤーということなのでしょうか?!
韓国は5戦全敗で平均得点差が21.6点とさらに厳しい結果となりました。
この結果を受けて、韓国が勝てないのに日本はどうなるのか?!と思ったファンの方も少なくないでしょうが、実際にワールドカップ出場をかけた2013アジア選手権で韓国が3位なのに対し日本は9位ですし、まだまだ世界との壁は分厚そうです。
自国が出ていないのも大きいですが、同じワールドカップでもサッカーとの国内での盛り上がり方やメディアでの取り上げられ方に違いがありすぎる点も世界大会やアジア圏で勝てない要因のひとつではないでしょうか?!
勝てないから報道されない、人気がない・・・応援されないから実力以下の結果に繋がる・・・いつまでも体格や身体能力のせいにしている場合ではないような気がします。
バスケットがホントに好きでセンスも能力もある若い世代はたくさんいます。そんな若者がよりバスケットに夢をもてる環境に日本が近付くことを願って今回はこの辺りで。
コメント