トヨタアリーナ東京は、試合開始前から異様な熱気に包まれていました。
FIBAバスケットボールワールドカップ2027アジア地区予選のウィンドウ4、日本代表とカタール代表の一戦です。
世界ランキング22位の日本と76位のカタールでは実力差は明らかでしたが、開催国枠ですでに本大会出場を決めているカタールにとっても、意地を見せたい試合だったはずです。
試合は序盤から日本のペースで進みました。
馬場雄大のコーナースリーで先制すると、八村塁が立て続けに3ポイントを沈め、開始5分ほどで15対2まで点差を広げます。
第1クォーターを29対11で終えた時点で、勝敗の行方はほぼ見えていました。
第2クォーターはファウルがかさむ場面もあり、24対23とやや落ち着いた展開になりましたが、それでも前半を53対34、19点差でリードして折り返しています。
流れが決定的になったのは第3クォーターでした。
西田優大の長距離シュートや、この日それまで得点のなかった河村勇輝の初得点などで加速し、この10分だけで40対11。
カタールの司令塔がファウルアウトし、指揮官も2度目のテクニカルファウルで退場となる場面もありました。
第4クォーターも手を緩めず、最終スコアは123対70。日本が53点差の大勝を収めました。
この試合の主役は、やはり八村塁でした。
前半だけでフィールドゴール7本中7本成功、うち3ポイントは5本連続で沈め、19得点。
最終的には3ポイント6本を含む両チーム最多の30得点をマークしています。
チーム全体としても好調で、3ポイントは38本中20本が成功し、成功率は5割を超えました。
前戦のサウジアラビア戦を体調不良で欠場していた渡邊雄太もこの試合で復帰し、ベンチスタートながらダンクシュートを決めるなど存在感を示しました。
終盤に斎藤選手もスリーポイントを沈め、出場した選手全員が得点を記録しています。
そして何よりも印象強かったのが、ディフェンスではないでしょうか。
チーム全員の意識が統一され、幾度となくターンオーバーを誘いました。
この結果、日本は最終予選を通算6勝2敗とし、同じく6勝のレバノンと勝ち星を並べました。
グループFは上位3チーム(開催国のカタールを除く)がワールドカップ出場権を獲得する仕組みで、日本は現在2位につけています。
同日行われた他会場の結果を見ると、韓国はサウジアラビアに85対72で勝利し、中国はレバノンとの接戦を89対87で制しました。
次戦は11月に予定されています。





















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