決勝トーナメントも中盤に入り更なる盛り上がりを見せるFIBAバスケットボール・ワールドカップ2014ですが、開催国のスペインが準々決勝でフランスに敗れるという波乱がありました。
予選リーグA組みで同リーグだったスペインとフランスですが、スペインが無傷の5連勝で1位、フランスが3勝2敗の3位での予選通過となっていました。
予選リーグでの直接対決でも88-64の24点差でスペインが勝利していて、開催国のアドバンテージもありますし多くの方がスペイン有利だと思っていたことは間違いありません。
管理人にいたっては、スペイン×アメリカの決勝でそれでもスペインが有利なんではと思うほど今大会のスペインは強く、開催国というアドバンテージを考えれば充分にアメリカとも渡り合えるチームでした。
大会的には少し寂しい結果となってしまいましたがそれだけフランスが強かったということでしょう。
バスケットは波乱の起こりにくいスポーツではありますがやってみなくては分からないという言葉も当てはまるホントに面白いスポーツです。
今回フランスを引っ張ったのは、昨シーズン(2013-14)のファイナルで元王者ヒートを苦しめたボリス・ディアウで、大会に入りスタッツ的にも沈黙していましたがようやく本来の姿が見られたというところでしょうか。
実際に決勝トーナメント初戦でフランスがクロアチアに69-64で勝利したゲームでは、ボリスディアウのスタッツは、2ポイント0/5、3ポイント1/2の3点となっていて、5リバウンド、5アシストでオフェンスでは繋ぎ役のようなプレイスタイルでしたが、スペイン戦では2ポイント3/5、3ポイント3/7の15点で明らかに点をとりにいっています。
ここまで6試合で2ケタ得点は2回だけですからね・・・勝負所を知っているというのはこういったプレイヤーのことを言うのかもしれません。
また、スペインでプレイするポイントガードのThomas Heurtelの活躍も目立ちました。パーカーの大会欠場で逆にまた新たなNBA選手が誕生しそうです。
一方52点におさえられ敗戦したスペインですが、ガソール兄弟にプラスしてイバカも加わった強力インサイドもこれで見納めとなってしまいました。
フランス戦で奮闘したのはガソール兄のみで約32分のチーム最長出場に加えて17得点8リバウンドと1人だけ飛びぬけたスタッツを残しています。
マークガソールは約30分の出場で3得点4リバウンド、サージイバカは約19分の出場で2得点2リバウンドとかなり寂しいモノでした。
また、チームでの3ポイントの成功率もおそろしく低く2/22、9.1%となっていてフランスも6/24、25%なのでゲームとしてはややフラストレーションのたまるものでした。
フランスは準決勝でセルビアと対戦し決勝進出を目指します。
アメリカ代表には波乱の起きないことを願って今回はこの辺りで。
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