カイロで開催されているFIBA2017ワールドカップ。
U-19のため19歳以下の選手の大会になりますが、日本代表も出場しています。
予選リーグを突破し、決勝リーグへと駒を進めた日本でしたが、ベスト8をかけた決勝トーナメント初戦でイタリアに敗れ9-16位決定戦へと進みました。
予選リーグのゲームから、決勝トーナメント、順位決定戦のハイライトを見ていきましょう。
代表選手
選手名 | ポジション | 所属校 |
三上 侑希 | G | 中央大学 |
増田 啓介 | F | 筑波大学 |
S アヴィ幸樹 | C | Bアカデミー |
水野 幹太 | G | 法政大学 |
八村 塁 | C | ゴンザガ大学 |
榎本 新作 | G | ピマ・コミュニティC |
津屋 一球 | F | 東海大学 |
重冨 周希 | G | 専修大学 |
杉本 天昇 | F | 日本大学 |
鍵冨 太雅 | F | セント・トーマスS |
西田 優大 | F | 東海大学 |
中田 嵩基 | G | 福岡大学附属大濠高校 |
予選リーグ vsスペイン
予選リーグ初戦の相手は、NBA選手も多く輩出している世界の強豪スペインでした。
序盤から競ったゲームとなりますが、自力で勝るスペインがじわりじわりと点差を広げ、結果的に79-67でスペインが勝利しています。
日本 | スペイン | |
1Q | 16 | 15 |
2Q | 17 | 20 |
3Q | 17 | 21 |
4Q | 17 | 22 |
67 | 78 |
個人スタッツリーダー
得点 | 八村 塁 | 20 |
リバウンド | 八村 塁 | 10 |
アシスト | 重冨 周希 | 6 |
予選リーグ vsマリ
予選リーグ2戦目は、マリと対戦しました。
スペイン戦同様に序盤から接戦となったゲームは、最後まで点差が離れることはなく結果的に76-73で日本が競り勝っています。
日本 | マリ | |
1Q | 12 | 16 |
2Q | 19 | 16 |
3Q | 25 | 21 |
4Q | 20 | 20 |
76 | 73 |
個人スタッツリーダー
得点 | 増田 啓介 | 16 |
リバウンド | 八村 塁 | 12 |
アシスト | 三上 侑希 | 6 |
予選リーグ vsカナダ
予選第3戦は、NBAチームも国内にあるカナダとの対戦となりました。
第1クォーターこそ21-20で日本がリードしますが、第2・3クォーターで一気にはなされ結果的に100-75でカナダが勝利しています。
日本 | カナダ | |
1Q | 21 | 20 |
2Q | 11 | 27 |
3Q | 19 | 30 |
4Q | 24 | 23 |
75 | 100 |
個人スタッツリーダー
得点 | 八村 塁 | 21 |
リバウンド | 八村 塁 | 11 |
アシスト | 西田 優大 | 3 |
予選リーグで1勝2敗の4ポイントとした日本は決勝トーナメントへと駒を進めます。
予選リーグでの八村選手のプレイは大会の中でも注目を浴びており、特集動画が組まれるほどでした。
八村塁選手グループリーグmixtape
決勝リーグ初戦の相手は、アメリカのいるグループDで2位につけたイタリアです。
ベスト16 vsイタリア
強豪国との対戦となった決勝トーナメント初戦。
ゲームは流れが何度も変わる展開で、どちらが勝利してもおかしくない状況でしたが、終盤に踏ん張ったイタリアが57-55の2点差で勝利しています。
ハイライト
日本 | イタリア | |
1Q | 13 | 15 |
2Q | 16 | 6 |
3Q | 9 | 19 |
4Q | 17 | 17 |
55 | 57 |
個人スタッツリーダー
得点 | 八村 塁 | 22 |
リバウンド | 八村 塁 | 14 |
アシスト | 重冨 周希 | 3 |
トーナメントで敗れたため、日本代表はベスト8入りを逃し、9-16位決定戦へと進みます。
9-16位順位決定戦 vs韓国
各クォーターごとの数字を見るとよく分かりますが、目まぐるしい攻防戦となりました。
最終的に第4クォーターで一気に逆転した日本が77-64で勝利しています。
日本 | 韓国 | |
1Q | 25 | 11 |
2Q | 10 | 21 |
3Q | 12 | 26 |
4Q | 30 | 6 |
70 | 64 |
個人スタッツリーダー
得点 | 八村 塁 | 21 |
リバウンド | 八村 塁 | 10 |
アシスト | S アヴィ幸樹 | 5 |
ハイライト
八村塁選手ハイライト-韓国戦
勝利した日本は、9-12位順位決定戦へと進みます。
9-12位順位決定戦 vsエジプト
9-12位順位決定戦では、開催国のエジプトとの対戦となりました。
エジプト戦もシーソーゲームのようにどちらも譲らず、試合はオーバータイムへともつれ込みます。
オーバータイムで踏ん張った日本が結果的に76-73で勝利しています。
日本 | エジプト | |
1Q | 12 | 17 |
2Q | 16 | 16 |
3Q | 19 | 11 |
4Q | 17 | 20 |
OT1 | 12 | 9 |
76 | 73 |
個人スタッツリーダー
得点 | 八村 塁 | 18 |
リバウンド | 八村 塁 | 10 |
アシスト | 重冨 周希 | 5 |
勝利した日本は、最終戦となる9-10位決定戦へと進みます。
9-10位順位決定戦 vsプエルトリコ
最終戦となったプエルトリコ戦でも序盤から激しい接戦となりました。
大きく点差の離れることのないゲームでしたが、3Qでリードしたプエルトリコに最後まで追いつくことが出来ず、結果的に68-67の1点差で日本が敗れています。
日本 | プエルトリコ | |
1Q | 17 | 17 |
2Q | 16 | 12 |
3Q | 16 | 22 |
4Q | 18 | 17 |
67 | 68 |
個人スタッツリーダー
得点 | 八村 塁 | 27 |
リバウンド | 八村 塁 | 11 |
アシスト | 杉本 天昇 | 4 |
最後に
結果的に日本代表は10位で大会を終えました。
U19とはいえ、日本の男子バスケが世界の10位になったのはやはりすごいことです。
チームとしての結果なのは間違いありませんが、八村選手の存在が大きかったことを否定する方は少ないでしょう。
大会全体で見ても、7試合の平均20.6得点は2位、11.0リバウンドは3位という素晴らしいスタッツを残しています。
これから日本を背負っていく選手たちばかりですが、今後の更なる活躍に期待しましょう。
大会最終結果
1 | カナダ |
2 | イタリア |
3 | アメリカ |
4 | スペイン |
コメント