多くの話題を呼んだ今季のNBAオフシーズンでしたが、レブロンジェームスと同様にその中心人物だったのがカーメロアンソニーです。
オプションなどもなく完全FAとなったカーメロは昨シーズン自身初のプレイオフ進出を逃すなど移籍のタイミングとしてはこれ以上ないものと多くのファンが考えました。
カーメロのニックス残留
蓋を開けてみればニックス残留となり、ニックスファンは歓喜しましたがクエスチョンマークといった方も少なくありませんでした。
実際にニックスはサラリーキャップがギリギリのためビッグネームの補強は出来ず、逆にFA前のトレードで昨シーズンの主軸であるタイソンチャンドラーとレイモンドフェルトンを放出しています。
代わりにマブスからサミュエル・ダレンベアーとホセ・カルデロンを獲得していますが、チャンドラーの放出はあまりに大きいのではないかと思ったファンも少なくないのは事実です。
ただ、気になるのがフィルジャクソンがオフィシャルに参加してからのトレードであることで、どこまで口を出しているのか定かではありませんが、少しでも口を出しているのであればチームの構想に合わなかったということになるかもしれません。
上の動画を見る限りプレイオフに出られなかったことが不思議でしょうがありませんが、そこがバスケットの難しいところであり面白いところなのかもしれません。
メンバー的に見ても、バランスよく揃ってる気がしてしょうがないんですが・・・
デリックフィッシャーHC
来季からヘッドコーチも新たに変わり、デリックフィッシャーが務めることとなりますが、フィルジャクソンとフィッシャーが揃えば誰もがトライアングルオフェンスをイメージするでしょう。
実際にフィッシャーはレーカーズ時代にフィルジャクソンの指揮の下、ポイントガードとして5度のチャンピオンに輝いています。
また、シャックやコービーがチームにいたといってもトライアングルオフェンスを熟知している数少ないバスケットプレイヤーであることは間違いありません。
トレイアングルオフェンス
トライアングルオフェンスというフレーズは知っていても、中々どういったプレイなのかということまで知っている方は少ないですが、上の動画は非常に分かりやすく説明されていますね。
管理人も簡単な英単語しか分かりませんが、バスケットの動きなのでマーキングなどでとても分かりやすかったです。
実際にニックスの選手達の動画なので面白いですが、まだまだぎこちなさが半端じゃないです。
ディフェンスを見て無数にあるバリエーションの中から最善のものをチーム全員が一瞬の判断で選択し、個人のプレイスキルも必要とされる恐ろしい仕組みです。
先日おこなわれたワールドカップで圧倒的な優勝を果たしたアメリカの至る所でこういったバスケットのチームレベルを上げる練習がされていると思うと他国はその倍はしないと一生追いつけないと感じてしまいます。
話が少しずれましたが、オフェンスが完成すれば上の動画のようなニックス・カーメロファンにとって歓喜の瞬間がおとずれるのも夢ではなく感じてきます。
コービーやジョーダンのポジションをカーメロが担い、JRスミスやスタウドマイアーだっていますからね。
ニックス自体は来季は準備期間だとも言っているようですが、おそらくNBAにそんな期間はないのでオールスター前辺りまでにはチームとして仕上げてくるのではないでしょうか?!
来季はレブロンジェームスの移籍によりイースタンカンファレンスのパワーバランスが大きく崩れていますし、デリックローズもワールドカップで復帰していますので楽しみなシーズンとなることは間違いなさそうです。
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