
バスケットボールに限らず、スポーツの試合中に審判へ激しく抗議するシーンはよく見かけます。
「今の絶対ファウルだろ!」
「触ってないよ!」
熱くなる気持ちは痛いほど分かります。
しかし、その抗議は本当にチームを勝利に近づけているでしょうか?
今回は、バスケットボールにおける「審判との付き合い方」と、メンタルコントロールの重要性について考えていきたいと思います。
なぜバスケの審判は「難しい」のか?

ルールはスポーツを成立させる絶対的なものですが、バスケットボールのジャッジは全スポーツの中でもトップクラスに難しいと言われています。
- 「どちらとも取れる」プレイの連続: 激しい接触が前提のスポーツであり、ファウルの基準は審判の裁量(リーガリティ)に委ねられる部分が大きいです。
- 圧倒的なスピードと死角: コート上には10人の選手が入り乱れます。審判が2人(あるいは3人)いても、ボールの影や選手の影で「見えない」瞬間は物理的に必ず発生します。
- プロでも誤審は起こる: NBAやBリーグ、世界大会では3人制審判とビデオ判定(チャレンジ制度)が導入されていますが、それでも抗議がなくなることはありません。
審判も人間です。「完璧なジャッジはありえない」という前提を理解することが、ストレスを減らす第一歩になります。
知っておきたい「審判ライセンス」の重み

現在、日本バスケットボール協会(JBA)の審判ライセンスは「S級・A級・B級・C級・D級・E級」に分かれています。
上のカテゴリー(B3以上のプロや全国大会など)を吹くことができるライセンスを持つ審判は、想像を絶するような厳しい講習と試験をパスしています。
ここで伝えたいのは「資格の有無」ではなく、「バスケットボールを正確に吹くことは、それほどまでに高度なスキルが必要である」ということです。
地区大会や練習試合などで吹いてくれる審判の方々も、最善を尽くしています。
たとえ判定が自分に不利に感じても、「流されることもある」と割り切ってプレイする方が、結果的にパフォーマンスは安定します。
「審判のせい」にした瞬間に成長は止まる
あなたがシュートを外したのは、本当に審判のせいでしょうか?
- 相手の接触に負けないフィジカルがあったか?
- ブロックをかわすスキルやタイミングがあったか?
- ファウルを吹かざるを得ないほど圧倒的なプレイだったか?
審判に文句を言っている間は、自分の課題から目を逸らしている状態です。
「笛が鳴らなくても決めきるタフネス」を身につける方が、審判を味方につけるよりも確実にスタッツ(成績)は向上します。
ジャッジは「絶対に」覆らない

審判が一度吹いた笛(あるいは吹かなかったこと)が、選手の抗議によって覆ったシーンを見たことがありますか?
答えは「NO」です。
それどころか、しつこい抗議は「テクニカルファウル」を招き、相手にフリースローとポゼッションを与えてしまう最悪の結果を招きます。
よくある悲劇がこれです:
- オフェンスで接触があったが、笛が鳴らない。
- 選手が審判に両手を広げて抗議する。
- その間に相手は速攻を出し、数的不利で失点する。
審判に文句を言っている数秒間で、試合が決まってしまうのです。
切り替えて全力でディフェンスに戻る方が、100倍勝利に貢献できます。
※昨今各国のプロリーグではコーチチャレンジが導入されており、今後世界大会などにも普及していく可能性があります。
メンタルを制する者がゲームを制する

審判のジャッジに対してイライラし続けるのは、本当にもったいないことです。怒りはプレイの正確さを欠き、チームメイトとの連携も乱します。
バスケットボールの神様、マイケル・ジョーダンでさえ抗議はしました。
しかし、超一流の選手たちは「次のプレイでやり返す」エネルギーにそれを変換します。
戦う相手は審判ではありません。目の前の相手チームです。
審判を敵に回すのではなく、ルールという環境の一部として受け入れる。文句を言っている暇があるなら、一歩でも早くディフェンスに戻り、次のチャンスでシュートを沈めましょう。
その「切り替えの早さ」こそが、バスケットボールをより深く楽しみ、勝利を掴むための最大の武器になるはずです。













コメント
レベルが低い考察だと思います。
審判のファールの線引の確認や、相手に対しても同じようにファールを取ってもらうためにも、審判に抗議し、話し合う行為は必要かと思います。
何も言わないのが美徳。沈黙は金なんて、日本の悪しき風習です。
ご意見ありがとうございます。参考にさせていただきます。
バレーボールや、テニスのようにチャレンジシステムを導入するべきだと思いませんか?
匿名さん
コメントありがとうございます。
NBAでは導入されているので、今後学生の大会でもそのような動きもあるかもしれません。
しかし、1試合にチャレンジできる回数も限られているので、基本的には互いにリスペクトしながらゲームをつくっていくのが理想ではないでしょうか。
放映を観ていると、人間がジャッジを行うスポーツでは無い。余りにも道理が通らない判定が多すぎる。ファウルの定義が不明すぎる。審判の能力に問題が、有るのではないか。
審判自身が自分がジャッジをした試合は全てスローモーションで確認して、ファウルの定義に則った判定を行ったのか、反復復習を義務とするようにしたら良い。
観戦をすると審判に対する不信しか残らない。
人工知能が判定を行う仕組みを構築すべきだ。
くすこう様
コメントありがとうございます。
人工知能が全て完璧にジャッジをする時代が確かに来るかもしれません。
現状ではカメラリプレイやチャレンジ制度が精一杯でしょうか。
ルールの定義は、リーグ内では統一されているように感じます。
確かにNBAと日本の高校生ではルールが異なるようにも感じますが・・・
審判の方へのリスペクトも忘れてはいけない大切な部分です。
とっとと審判はAIに変われよ
主役は選手だ!あくまで審判は脇役なのを自覚しろ!
確かにジャッジの問題は深刻化していますが、審判にも敬意を払いプレイするべきだと管理人は考えています。
リプレイも多く採用され、より精密にゲームの勝敗が決まって欲しいという思いに違いはありません。
胸が痛いです